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【すかいらーく3197】無配転落で望みは株主優待。業態転換で再起を誓う!

こんな方におすすめ

  • 小売業業界について知りたい人
  • すかいらーくについて知りたい人

記事を書いている『たぐ』が実践している投資

  • 個別株高配当株投資(米国、日本株)
  • ETF
  • インデックス投資(つみたてNISA)

動画でご覧になりたい方はコチラをどうぞ(^^)

私は、基本的には高配当株が好きで、ファンダメンタルとテクニカル分析をしつつ、バリュー株を購入しています(^^)

すかいらーくは私の持ち株でもあり、気になっている銘柄でもあります。

高配当投資が好きと言いながら、すかいらーくはもともと配当利回りは少なく、2020年9月に株主優待を改悪してしまいました。

2020年12月期第3四半期の決算が発表され、大赤字のため無配になることが発表されました(>_<)

すかいらーくは、株主優待に魅力があったため購入したのですが、優待改悪、無配転落で正直持っている意味が薄れてきています。

今後、保持するべきか、売却するべきか悩んでいる銘柄です。

決算の内容を、なるべくかみ砕いて解説していこうと思います。

よろしくお願いします(^^)



 

すかいらーくの業績と株価

四半期の業績推移

銘柄スカウターより引用

営業利益

  • 1Q ギリギリ黒字
  • 2Q 大赤字
  • 3Q 赤字縮小

売上高は2Qに大きく下落し、3Qで若干持ち直してきました。

営業利益に関しては、1Qはギリギリ黒字(最終益も黒字)でしたが、2Qは大赤字(最終益も大赤字)でした。

3Qになり、営業利益の赤字は縮小してきました(最終益は黒字)が、当期の業績は振るわずという感じです。

詳しく見ていきましょう。

kabutanより引用

ポイント

前年同期比

売上高 営業益 経常益 最終益 修正1株益
約744億円 -30億円 -38億円 約43億円 21.8
-23.8 赤字転落 赤字転落 -16.5 -16.5

2Q(4月~6月)の苦しさからすると、3Q(7月~9月)は営業益の赤字は縮小しています。

最終益はなんとか黒字に持ってきたという感じです。

 

通期の業績推移

銘柄スカウターより引用

コロナの影響から不透明な通期の業績予測を開示しました。

売上は下がり、営業利益は大幅に下がる予測です。

詳しく見ていきましょう。

kabutanより引用

ポイント

前年同期比

売上高 営業益 経常益 最終益 修正1株益
約2930億円 -200億円 -230億円 -150億円 -76.0
-21.9 赤字転落 赤字転落 赤字転落 赤字転落

売上は前年に過去最高だったため、20%以上の減少見込みです。

最終益に関しては、約1.5年分の利益に対する損失になってしまう予測です。

配当は8期ぶりの無配転落になってしまいました(>_<)

kabutanより引用

悪い話ばかりではなく、下期(7月~12月)の業績予測も開示しています。

ポイント

前年同期比

売上高 営業益 経常益 最終益 修正1株益
約1539億円 -19億円 -31億円 約39億円 19.9
-21.9 赤字転落 赤字転落 -4.9 -4.8

営業益、経常益は、前年同期比で赤字となってしまうものの、最終益と1株益は黒字予測になっています。

理由としては、既存店の売上が回復基調になっていること、特にデリバリーやテイクアウトの売上が向上しています。

海外の店舗展開において、マレーシアに『しゃぶ葉』1号店をオープンさせ、繁盛店となっているそうです。

設備投資も可能な限り停止させたり、食品ロスが発生しにくいメニューの設計、自社工場の生産工程の見直しや配送ルートの変更等による原価低減、株主優待の変更など、その他にもあらゆる改善を行っています。



 

すかいらーくの株価

kabutanより引用 2020.11.18週足チャート

最近の株価は1株あたり、1600円前後です。

株主優待改悪の時に1400円中盤くらいまで落ちましたが、最近また上昇していました。

保有株式数 贈呈金額(年間合計) 贈呈金額(6月末基準日) 贈呈金額(12月末基準日)
100株~200株 4000円 2000円カード × 1枚

(2000円)

2000円カード × 1枚

(2000円)

300株~499株 10,000円 5000円カード × 1枚

(5000円)

5000円カード × 1枚

(5000円)

500株~999株 16,000円 3000円カード × 1枚
5000円カード × 1枚(合計8000円)
3000円カード × 1枚
5000円カード × 1枚(合計8000円)
1000株以上 34,000円 2000円カード × 1枚
5000円カード × 3枚(合計17,000円)
2000円カード × 1枚
5000円カード × 3枚(合計17,000円)

無配になってしまったので、100株でもらえる、現在の株主優待である4000円分(の食事券を、100株で16万円と考えると、年間の優待利回りは2.5%です。

これを少ないとみるかは皆さんの判断ですね(^^)

すかいらーくの財務

kabutanより引用

ポイント

  • 自己資本比率 26.0%
  • 自己資本 約1162億円
  • 剰余金 約566億円
  • 有利子負債倍率 1.31

自己資本、剰余金が減って、負債が増えています。

自己資本比率も26%と徐々に減ってきているというのが現状です。

懐事情は決して良くありませんが、そんな時こそ変わるチャンスであると信じます!

すかいらーくのまとめ

すかいらーく【まとめ】

  • 20年12月期第3四半期の決算は同期比で減収、減益
  • 配当は8期ぶりの無配転落
  • 株主優待は維持で優待利回りは2.5%前後
  • 財務的に良くはなっていないが、今後に期待

私自身、すかいらーくは株主優待目当てで持っている銘柄です。

無配転落してしまったのは残念ですが、すかいらーくが生き残っていくためにはしょうがないことです。

今後も別の個別株も解説していきますので、ひとつの参考にしてみてください(^^)



 

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