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【三菱自動車7211】本当にコロナの影響?2098億円の赤字に全世界販売台数40%減の決算を解説。

こんな方におすすめ

  • 輸送用機器業界について知りたい人
  • 三菱自動車について知りたい人

記事を書いている『たぐ』が実践している投資

  • 個別株高配当株投資(米国、日本株)
  • ETF
  • インデックス投資(つみたてNISA)

私は、基本的には高配当株が好きで、ファンダメンタルとテクニカル分析をしつつ、バリュー株を購入しています(^^)

なるべくかみ砕いて解説していこうと思います。

よろしくお願いします(^^)

三菱自動車工業は2020年11月4日に21年3月期第2四半期の決算を発表しました。

第2四半期累計の連結最終損益は2098億円の赤字に転落しました。

直近の3か月である2Qの最終損益は337億円の赤字で前年同期比で赤字が拡大しました。

もうヤバいんじゃないかと思われる、三菱自動車の決算を解説していきますので、企業分析の参考にしてください(^^)

注意ポイント

  • 個別銘柄について個人の意見、感想を述べていますが、投資を推奨しているものではありません。
    投資は自己責任でお願いいたしますm(__)m



 

動画でご覧になりたい方はコチラををどうぞ(^^)

三菱自動車工業の業績と株価

四半期の業績推移

銘柄スカウターより引用

1Qと比べると多少良くはなっていますが、前年同期比で大きくマイナスになっています。

kabutanより引用

ポイント

前年同期比

売上高 営業益 経常益 最終益 修正1株益
-41.6 赤字転落 赤字転落 赤字拡大 赤字拡大

前年同期比で、売上高はマイナス40%になり、赤字転落や赤字拡大になっています。

営業利益率は1.1%から-8.5%に急悪化しています。

第2四半期の累計

kabutanより引用

ポイント

前年同期比

売上高 営業益 経常益 最終益 修正1株益
-49.0 赤字転落 赤字転落 赤字転落 赤字転落

売上高は約半分になり、最終益は2098億円の赤字になりました。

もう、額が半端ないです(>_<)

三菱自動車決算説明会資料より引用

自動車の販売台数に関しては、全世界において、上期累計で前年同期比で-241,000台の351,000台の販売でした。

決算説明会資料より引用

台数の詳細です。

どの地域でも30%以上のマイナスになっています。

頼みの東南アジアが-53%というのがとても痛いです。

日本においては、-25,000台の27,000台の販売でした。

前年同期比で半分しか売れませんでした。

半年で27,000台なので、1か月あたり、4500台になり、1か月30日とすると、全国で150台しか売れていないことになります(>_<)

 

通期の業績推移

銘柄スカウターより引用

ジェットコースター感が半端ないです(>_<)

これがアトラクションなら面白そうですが、現実にはそうはいきませんね(>_<)

少しずつ稼いできた利益を一瞬で吹っ飛ばしてしまいます。

kabutanより引用

ポイント

前年同期比

売上高 営業益 経常益 最終益 修正1株益
-34.8 赤字転落 赤字転落 赤字拡大 赤字拡大

今期の売上高は前年同期比で約35%の1兆4800億円、最終益は3600億円の赤字に拡大しそうとの予測は変わっていません。

2019年度に過去最高の最終益1328億円を出しましたが、過去最高を3年連続で出さないと賄えないくらいの赤字を1年でたたき出してしまいました(>_<)

もちろん配当なんて出せません!

コロナ関連損失に関しては、各製造工場地域の政府による操業停止指示に従い操業停止を実施。

フィリピンの子会社においても工場の操業停止をしました。

操業停止期間における固定費悪化等による追加費用として、約20億円を計上しています。

三菱自動車の株価

kabutanより引用 2020.11.04月足チャート

ご覧の通りの下降トレンドです。

今後の戦略については新車投入くらいしか決算説明会資料には載っていませんでした(>_<)

私が見つけられなかったのかもしれません。



 

三菱自動車工業の財務

kabutanより引用

ポイント

  • 自己資本比率 32.6%
  • 自己資本 約5645億円
  • 剰余金 約1983億円
  • 有利子負債倍率 0.95

全体的に資産は減っています。

剰余金は半分以下になりました(>_<)

剰余金が約1983億円で、今期赤字予測が3600億円なので、マジでヤバい状態です。

三菱自動車工業のまとめ

三菱自動車工業【まとめ】

  • 業績は赤字拡大傾向
  • 株価は下落継続
  • 全世界で販売台数激減
  • 明るい話は無し

東南アジアが決め手の三菱自動車において東南アジアで車が売れないというのはお先真っ暗な感じがします。

コロナだって終息までは時間が掛かりそうです。

新型車として、エクリプスクロスが発売されるようですが、どのくらい売れるか注目ですね(^^)

今後も別の個別株も解説していきますので、ひとつの参考にしてみてください(^^)



 

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